愛着に包まれたなら ―2024年11月27日

☆今日(11/27)は『組立家具の日』

・インテリア用品を扱う株式会社クロシオが制定。

 

・自分で組み立てる家具って手間はかかるけど、すでに組みあがってた家具よりも愛着をもてます。

・完成している家具はもちろん便利で家に届いてそのまま使えるのが魅力。でもちょっとだけ「自分のものになるまで時間がかかる」気がするんですよね。どこかよそよそしくて他人行儀というか、最初のうちは「借り物」っぽい印象が抜けなかったりとか。こっちも変に気を遣うような感じ。

・その点ニトリやIKEAで買った組立家具は「自分のもの感」がすごいします。まだ何モノでもないバラバラのパーツの頃から出会い、ひとつずつ組み立てて家具へと変わる過程を共にする中で「我が子」的な感覚が芽生えるのかも。

・「このネジちょっと固かったなあ」とか「ここ一回やり直したなあ」みたいな思い出込みで特別な存在なのかな。

 

・過去に仕事でリラクゼーションサロンのルーム設営を行ったとき、部屋のベッドやソファ、テーブル、棚などすべての家具をバラバラの状態から組み立てた経験があります。

・目の前に積まれたパーツの山を前に「本当にこれ家具になるの…」と不安に駆られながら。イラストだけの簡素な説明書に悩みながら。一袋にまとめられた長さの違うボルトA・B・Cにイライラしながら。少しずつ組み立てていきました。

・最終的に組み上がった家具に囲まれると「もうここに住みたい」ってくらい部屋への愛着が湧いたのを覚えています。

・組立家具って単に「コスト削減」とか「輸送しやすい」というだけでなく、家具を自分のものにするための「儀式」みたいな側面もあるのでは?とすら思います。手を動かして作り上げるというプロセスが、家具と自分との距離感を縮めて愛着をもたしてくれる。そんな気がします。

・あと、ちょっとした家具でもこうなるんだから、家やビルを建てる人、土地開発に携わる人とかが抱く感情ってどれだけのもんなのか。言ってみれば街そのものが「大規模な組立家具」みたいなもの。もっとずっとすごい規模で愛着を感じてんだろうなあ。

・今住んでるマンションも近所のコンビニも駅も道路もぜんぶ、街全体が誰かの愛着に包まれてる。

 

 

日記を書いた人:乙羽

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