海の鳥・空の魚 ―2024年4月23日(恵比寿店の日記)

☆今日(4/23)は『子ども読書の日

・2001年に施行された「子どもの読書活動推進法」により、今日が「子ども読書の日」に制定されました。

 

・子どもっていうほどの子ども時代じゃないですが、昔読んだ本の中で、今でも手元に残しているお気に入りがあります。

・それは今から約10年ほど前、高校生の時に読んだ鷺沢萠さんの『海の鳥・空の魚』という文庫小説。

・私がこの本を読んだのは、高校の模試で解いた現代文の問題がきっかけでした。

・問題中に「東京のフラニー」という題目があったのですが、心情描写がすごく面白く、模試中であったものの惹き込まれてしまい、作者の他の作品が気になって模試後すぐに題目を検索したらこの本にたどり着いたからです。

・本の中身は10ページくらいの作品が20ほど載ってる掌編集。その中に「東京のフラニー」も掲載されていました。

・掲載されている作品のテーマの多くは、ふつうの人の何気ない一コマの情景を切り取ったもの。順風満帆ではない日々の中で、たまに起きる良いこと。わるくない日常が描かれています。

・掲載作品数が多いため、読んでみると自分好みの作品がきっとひとつは中にあると思います。

・読んだその時々の自分の立場や境遇によって、グッと胸を掴む作品が変わるような良さもあるんじゃないかと思います。

・思い出したら読みたくなってきたから、久しぶりにまた読んでみようかな。

 

 

 

日記を書いた人:乙羽




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